蓄膿症(副鼻腔炎)の原因② 毒素とは
蓄膿症(副鼻腔炎)の原因は西洋医学では細菌ということになっていますが、インドの自然療法アーユルヴェーダでは原因を毒素と粘液体質(カパと呼ばれる)が増えたためと考えています。
今回は蓄膿症の原因の一つである「毒素」とはどういうものなのかということについてお伝えしたいと思います。
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毒素とは
一言でいえば毒素とは、体を弱くするもの、です。
毒素が体内に多くなっていくと、しだいに免疫力は低下していき、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱くなります。
風邪にかかる時は毒素が多くなっていますし、蓄膿症になる人は例外なく毒素が増えています。
毒素は粘着性があり、体内のあらゆる管、例えば血管、リンパ管、腸管、汗管などに付着して、体液の流れを滞らせます。
動脈硬化の原因でもあります。
毒素はまるで水道管に溜まったゴミが水の流れを阻害するようなものです。
アーユルヴェーダでは、病気の90%は毒素が関わっていると言います。
それでは、この毒素とはどのようにして生じるのでしょうか。
毒素はどうやってできるのか
私たちが食事をすると、それを消化しようと体は働きますが、きちんと消化されない内に次の食事をすると、前の食事の未消化分が体内に残ることになります。
この未消化物が時間を経ると毒素となるわけです。
いつもお腹が空いていないのに食事の時間になったからといって食べることを習慣化していると、体内に毒素が蓄積していきます。
実際にこういう方は今の時代に非常に多いです。 飽食の時代だからでしょう。
日々の毒素の積み重ねは後になって大きな災いとなって返ってきます。
「癌」という字はやまいだれに山の上に口が三つと書きます。だれが言ったがしれませんが、たくさん食べると癌になるとのことです。あながち間違っているとは言えません。
江戸時代の学者、貝原益軒が養生訓の中で「腹八分、医者いらず」と言いましたが、アーユルヴェーダ的にも理にかなっています。
アーユルヴェーダの治療では、この毒素を減らすところから始めます。蓄膿症の治療においても同様です。
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