蓄膿症(副鼻腔炎)で熱が出たら どうする?
風邪でもないのに、なぜか熱があるとしたら、それは蓄膿症(副鼻腔炎)かもしれませんね。
そんな時はたいてい他にも症状が出ているはずです。
例えば、最近、頭や鼻の回りが痛いことが多いとか、鼻が詰まっている、粘っこい黄緑色の鼻水がでたり、あるいはそれが喉に垂れたり、自分で臭いにおいがしたりとかありませんでしたか。
もし、これらの症状も出ていたのでしたら、蓄膿症の可能性が高いですね。 その時の対応についてご紹介します。
熱が出たら
前述のような蓄膿症の症状に加えて熱が出ているということは、蓄膿症のほうでもかなり症状が悪化している場合が多いです。
日が立てば熱は下がるだろうとか、解熱剤でしのいだりしていると、かなり切迫した状況に追いやられることになるかもしれません。 ですから、早めに耳鼻科を受診されることをお勧めします。
実際、タレントの松嶋尚美さんは体調不良を我慢していたら、蓄膿症で緊急入院(2015年)することになりました。 その時の状況については下記の動画をご参照ください。
熱が出る意味
風邪を引いた時に熱が出るのは自然医学的な観点から言えば、それは体がウイルスを殺すためにる自然治癒力を発動したためだと考えられます。
蓄膿症は細菌によって炎症が起きているわけですが、症状が酷くなっていくと体は熱を出すことによって細菌を殺そうとしているのかもしれません。
発熱はたいへん苦痛なのですが、体はこれ以上蓄膿症をほおっておくといよいよ体を蝕んでいくと感じて、熱を発動させたのかもしれませんね。
蓄膿症と自然治癒力
蓄膿症は鼻の奥にある副鼻腔という空洞に膿が溜まり、そのことで不快な症状を起こす病気です。
これはある意味、膿という汚いものを体から分離させて、体全体が汚れるのを防いでいるようにも思えます。
そして、そのために汚い膿を空いたスペースに保管しているのだとも考えられます。
体は常に自然治癒力を働かして、体を汚れから侵されないように実は今も稼働中です。
しかし、体の主人である我々が蓄膿症に不適切なものを食べたり、悪習慣(運動不足、寝不足、疲労蓄積など)を繰り返していると、自然治癒力の浄化力が追いつかずに膿が溜まり、不快な症状が出てきます。
ですから、耳鼻科に行って熱を下げる処置をしてもらってその後に通院しても、蓄膿症を生じさせた生活習慣を改めない限り蓄膿症は改善されませんので、症状はそのままになります。
蓄膿症を改善するためには自分でもできることはいろいろあります。 発熱をした場合は痛みを緩和させる方法と同じ対処法から始められるのがよいでしょう。 別記事に蓄膿症による頭痛・顔面痛の特徴と5つの緩和法がありますから、参考にしていただければと思います。
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