後鼻漏の原因と自宅での治し方
ドロッとした膿が喉に落ちるのはほんとに気持ち悪いですね。 病院に行っても全然後鼻漏が治らないのは、膿ができる食生活を続けているからです。 後鼻漏の原因を知った上でどのように自宅で治していくのかについてご紹介しています。
どうして膿ができるのか
最初にどうして膿が生じるのかについて知ってもらいたいと思います。
ちょっと風邪を引いた時のことを思いだして頂きたいのですが、ドロっとした黄緑色の鼻水が出ることがありますね。
この風邪は数日すれば自然と治ってしまいますし、その後は膿が出ることはありません。
一方、後鼻漏は痛みはないし、病気のようにも思えませんが、1日に何回も喉に膿が落ちてきます。 何回も続いているということは体の何かがおかしいわけです。
実は後鼻漏の人は免疫力が低下しているために、風邪がずっと続いているような状態なのです。
そもそも膿とは免疫力の働きによって細菌やウイルスの死骸が鼻水と一緒に体外へ出されたものです。
その死骸を体内に留めておくのはよくないので、口から外へ出しやすいように自然治癒の働きによって喉に落ちているわけです。
つまり、あなたの免疫はしっかり働いているということです。
後鼻漏と同じく蓄膿症(副鼻腔炎)の人にも膿があります。 蓄膿症の場合は鼻の回りにある空洞に膿が溜まっていて、時々、鼻から膿が出たり、あるいは喉に落ちることもあります。
蓄膿症は空洞に膿をためて他の体液と交わらないようにして体を守っているわけです。
免疫力が働いているからと言って、このまま膿が作られ続けるのは不快でしかありませんから、どうにかして治す必要があります。
これまでの流れで、後鼻漏の改善するには免疫力を上げる必要があることはわかってもらえると思いますが、ここでもう少し、後鼻漏の人に共通する特徴について説明してみたいと思います。
後鼻漏の人の特徴
後鼻漏の症状が長い期間続いている人はわかると思いますが、暑い夏の期間は症状が軽いことが多いはずです。
また、お風呂に入っている時もそう感じる方も多いでしょう。体が温まっている時は免疫力が高まるので、症状が抑えられているのです。
後鼻漏の人は体が冷えている方が多いという特徴があります。
もう一つの後鼻漏の特徴は、鼻詰まりや頭の重さを併発していることが多いということです。 そして、さらに症状が進行した方は頭痛、口臭などもかかえています。
心理的にはうつっぽい、動きたくない、めんどくさがるという傾向があります。
後鼻漏の原因は2つ
免疫力が低だけでしたら、後鼻漏ではなくて他の症状であったかもしれませんが、毎日、膿が生じるというのは頭部に粘液(鼻汁の元)の量が増えていることとも関係しています。
この粘液は日々1リットルほど生成されて人体には必要なものですが、粘液を増やす食事に偏っていると量が過剰になっていきます。
増えすぎた分はアレルギー性鼻炎や花粉症の症状としてサラサラした透明な鼻水が自然治癒力によって体外へ排出されます。
後鼻漏は粘液の過剰蓄積と先に述べた免疫力の低下の二つの原因によって生じた症状だと、インドの伝統医学アーユルヴェーダでは説明しています。
耳鼻科で後鼻漏に対して処方される抗菌薬やその他の薬は症状を押さえることはあっても、根本的に改善していくものではありません。
薬が切れたら症状はまた出てきて、薬を飲んだら症状は出なくなる。 まるでモグラ叩きのようなものです。
ここまで後鼻漏の原因について述べてきましたが、次からは後鼻漏に適した治し方についてご紹介していきます。
後鼻漏の治し方
私はアーユルヴェーダのセラピストだった経験から、自宅で後鼻漏や蓄膿症を改善するさまざまな方法をこのブログで紹介しています(プロフィール )。
後鼻漏は基本的に蓄膿症(副鼻腔炎)と原因も症状も同じで、膿の出方が喉に落ちるか鼻から出るかの違いくらいです。 このブログで述べている蓄膿症を改善する方法はすべて後鼻漏にも当てはまります。
後鼻漏を改善する上で私が最初に知ってほしいことは粘液を増やす食事のことです。 粘液を増やす食事を避けるだけで鼻詰まり程度でしたら、すぐに治ります。(関連記事:鼻づまりになりやすい食事とは? )
食事と粘液の関係がわかっていないと、仮に漢方薬を飲んでも、先の抗菌薬と同じで症状が引くのは薬を飲んでいる時だけです。
そして、食事の次に知って欲しいのが免疫力を上げる方法です。 免疫力を回復する方法はいろいろありますが、当ブログでもさまざまな民間療法をご紹介しています。 (関連記事: 全ての記事一覧 )
後鼻漏を薬に頼らずに治したい方のために無料のガイドブック「蓄膿症の97%の人が犯す間違った改善法とは!」を進呈していますので、よかったらお読みください。
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