ヨーグルトは鼻炎・蓄膿症(副鼻腔炎)を改善するのか?
アレルギー性鼻炎と蓄膿症(慢性副鼻腔炎)を改善するには低下していた免疫力を回復する必要がありますが、その免疫力を高める方法の一つに善玉菌を増やして腸内環境を良くするというのがあります。
そこで腸内で善玉菌を増やす食品となると、まっさきに浮かぶのが乳酸菌を含んだ「ヨーグルト」ではないでしょうか。 ヨーグルトは果たして鼻炎と蓄膿症の改善にとっては有効な食品なのでしょうか?
ヨーグルトの現実
世界的な長寿村でヨーグルトを常食しているという研究結果が出てから、ヨーグルトの効能が注目され、マスコミを通して広く知られるようになりました。
しかし、残念ながらスーパーで売られている大手食品会社が出しているヨーグルトに健康に有用な乳酸菌が含まれているということはまずありません。
実は、大量生産してさっさと市場に出すために、適当な乳酸菌で牛乳を早く固めているだけです。
中には早く固めるために余計なものを入れているメーカーもあるくらいです。
さらに言えば、そのヨーグルトに含まれる乳酸菌のほとんどが生きたまま腸に届かないことは、最近の健康食品業界では常識として知られるようになりました。
しかし、多くの方には、まだヨーグルトの乳酸菌が健康に良いという情報だけが浸透しています。
ヨーグルトと鼻づまり
では、良質な菌を使って自分の家で作る場合はどうなのでしょうか。 これでしたら健康には良いかもしれません。
しかし、ここでもう一つの問題があります。
ヨーグルトは鼻づまりや膿の原因である粘液を増やす性質があるので、鼻炎や蓄膿症の方が毎日摂るのは避けるべき食品に分類されるのです。
むしろ、同じ発酵食品なら体を温めて腸にもよい「味噌」をお勧めします。
また、ヨーグルトの他の乳製品で牛乳、チーズなども粘液を増やす食べ物ですから、頻繁に、また大量に食べるのは控えたほうがよいでしょう。
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