自らも蓄膿症(副鼻腔炎)で苦しんだ管理人による、自然治癒力を上げるアーユルヴェーダ式改善法についてご紹介しています。

鼻水(粘液)が増えると心にこんな影響が出る

鼻炎と心

ある種の食べ物を食べると鼻水の原因となる粘液が頭や胸に増えていきますが、この粘液は「鼻づまり、鼻水、咳」といった身体的症状だけでなく、心にも影響を与えます。

今回は粘液による心への影響についてご紹介します。
 

粘液と心の関係


インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、体を3つの体質に分けますが、その3つとは粘液体質(カパ)、熱体質(ピッタ)、風体質(ヴァータ)と呼ばれるものです。


この3つの体質の中で、粘液体質が増えると、アレルギー性鼻炎、花粉症、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)、咳、喘息などの疾患を引き起こします。


粘液体質の心理面での特徴を一言で表せば、「重い質」ということになりますが、具体的には次のような形で心に影響を与えていきます。

・ぼんやりする(活発さがない)、鈍感
・気分が重たい、無気力
・動くのがおっくう、行動にとりかかるのが遅い、ぐずぐずする
・だるい
・執着心が強くなり、物が捨てられない
・独占しようとする
・貪欲
・変化にさっと対応できない、急な頼まれ事などに弱い
・眠気がする、睡眠時間が長い、目が覚めても起床するまでに時間がかかる
・寂しい
・引きこもり
・うつ傾向


蓄膿症は粘液の増加によって生じたものですから、蓄膿症を患っている方は、上記に上げた粘液の増加による心理面での変化も出ていることが多いです。


本来、バランスのとれている状態での粘液体質は以下のような良い特徴があります。

・心が穏やか
・なかなか怒らない
・ゆっくりしている、落ち着きがある
・寛容、愛情豊か
・記憶力がよい

(関連記事: 鼻づまりになりやすい食事


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