子供の蓄膿症(副鼻腔炎)の特徴と治療法
子供(12歳以下)はアレルギー性鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)にかかりやすいものです。
多くの大人の蓄膿症の方と話していて気づいたのですが、蓄膿症になる子供の場合、ある共通点があるのです。
蓄膿症になる子供の共通点
それは、子供の親も蓄膿症や急性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などの鼻の症状を持っている場合が少なくないということです。
親子して鼻の病気を持っているということは、その原因は同じ食生活をしているからだと考えられます。
これは例えば、油っこい物をたくさん食べる家族は親子してふっくらしていることが多々ありますが、蓄膿症の場合もこれと同じという訳です。
具体的には、家庭の食事が頭部の粘液を増やすものに偏っているのです。
また、風邪を引く度に急性副鼻腔炎になる子供がいますが、これは普段から頭部に粘液がある程度残っているためです。
病院での蓄膿症の診断と治療法は子供と大人はほぼ同じです。 一応、簡単にご紹介しておきます。
子供の診察
通常はレントゲン、CT、ファイバースコープが使われますが、お子さんが小さいと医師によっては問診だけの診断で終わることもあるようです。
治療法は以下の通りです。
①内服薬 ②ネブライザー ③副鼻腔内の洗浄 |
副鼻腔内の洗浄は子供はちょっと嫌がりますが、膿の吸引をすればスッキリした感じがします。
子供の場合は手術を勧められることはほとんどありません。
急性副鼻腔炎が慢性化して蓄膿症になった場合は、病院の治療だけでは改善することは難しくなります。
蓄膿症による痛みやその他の症状を抑える薬はあるのですが、薬だけで蓄膿症を良くすることはできません。
子供は成長過程で自然に治ってしまう場合もないわけではありませんが、それを期待して放っておくのは現実的ではありません。
子供の学習や積極的な態度などにも蓄膿症の悪い影響を受け、鈍さや遅さといった面が出てきますから早く対応したいものです。
蓄膿症(副鼻腔炎)になったのは食事の偏りが原因ですから、まずは普段の食事を基本から見直すことが大切です。
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