石原式健康法と蓄膿症
著名な石原結實先生は漢方が専門で、本も多く出版されています。以前は「おもいっきりテレビ」にも出られていました。
石原先生がご専門の漢方は体を「気・血・水」に分けているのですが、インドの伝統医学アーユルヴェーダの「風・熱・粘液」とも重なる部分があり、体に備わった自然治癒力によって病気を治すその方法は私も参考にしています。
石原式の特徴
先生の本にはだれもが簡単にできて、お金もかからず、即効性もある方法が書かれています。 だからよく売れるのでしょうね。
蓄膿症に関しての本はありませんが、蓄膿症の方が読んでも普段の健康作りに活かせる事はあるようです。
例えば、蓄膿症の人のほとんどは体が冷えていますから、体を温めることを基本とする石原式は参考になると思います。
石原式では体を温めるために「生姜」を摂ることを勧めています。これについては私も同感です。
石原式では紅茶に生姜を入れて飲みます。
先生がよく言われることに、癌にならない臓器には心臓があり、これは常に動いていて温かいからだ、というのです。
癌は冷えから起こる病気なので、体を温めれば癌は治ると。
とても理にかなっていると思います。
人体は体が冷えると体内を温めるために水を抜こうとお小水の出を良くします。
また、鼻水とは人体に不用なものを出そうとする働きですが、これは自然治癒力の現れです。
しかし、西洋医学ではその症状が不快だからといって自然治癒力に逆らってまで、鼻水を止める薬を処方します。
一事が万事、この調子です。
イシハラクリニックには西洋医学では改善できなかった患者さんも多く訪れ、また、各界の著名人も石原先生の治療を受けています。
石原式では食事についてはあれはダメ、これは良いといった細かい指摘はないようです。(クリニックを受診される患者さんに対しては、個別の病気毎に食べてはいけないものの指示はあるかもしれませんが。)
ただし、少食であることを勧めています。
アーユルヴェーダ的に見ても同感です。
自分の消化力以上のものを食べて消化できないと、未消化物が体に残ります。
その未消化物が消化される前に次の食事を摂ると、未消化物が体内に残ることになり、さらに時間が経つと未消化物は腐敗した毒素に変化します。
この毒素が病気の9割と関係しているとアーユルヴェーダでは言いますが、これは蓄膿症にも当てはまります。
(関連記事: 蓄膿症の原因-毒素とは )
また、石原式ではニンジン・ジュースを朝飲むことを勧めています。
人参は人が必要なビタミンやミネラルをバランスよく含んでいて、それをジュースで摂ることによってスムーズに体内に取り入れることができます。
ちなみに、欧米では癌の治療で有名なゲルソン療法でもニンジン・ジュースを飲むことを勧めています。
石原先生自身は子供の時は体が弱く、高校生の頃は慢性の下痢に悩まされたそうです。
それで薬や漢方を試したのですが、一向に良くなりませんでした。
しかし、青汁や少食などの食事療法によって回復し、食事の大切さを身をもって実感されたそうです。
このことは蓄膿症を治す上でも同様に大切なことだと思います。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。